「夏こそ大掃除!この時期ならではの5つのメリットとおすすめ掃除術」
「大掃除といえば年末の恒例行事」という方は多いと思いますが、実は夏こそが大掃除のベストシーズンだと知っていますか?
今回は、夏におすすめの大掃除によるメリットと、とっておきの掃除術をご紹介します。
目次
夏の大掃除がもたらす5つのメリットとは?
「大掃除で一年の終わりに家中の汚れを落とす」というのは一般的ですが、最近では夏に大掃除をする人が増えています。
掃除の内容や場所によっては、夏の方が冬よりも効率的に掃除ができることが人気の秘密です。
では、夏の大掃除にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
暑い時期は油汚れが落ちやすい
実は冬に比べ、暑い夏は油汚れが熱によってやわらかくなるため、キッチンのお掃除がしやすくなります。
気温によって変化する油の性質を上手に利用することで、簡単にきれいにすることができるのです。
夏は「寒い冬に辛い水回りのお掃除」に最適
寒い冬にはお湯をたくさん使いがちですが、夏は気温が高いためお風呂など水回りのお掃除に最適です。
暑い季節に水回りを清潔に保つことによって、カビや菌の発生を防ぐことにもなります。
また、冬の北海道では屋外のお掃除は厳しいですが、夏はベランダや網戸のお掃除を気持ちよく進めることができます。
外壁や庭など屋外も子どもの水遊びのついでに一緒にお掃除すると楽ですよ。
気温が高いから乾きが早く大掃除がはかどる
夏は乾きが早く水はけもばつぐんなため、エアコンや換気扇のフィルターを丸洗いして天日干ししておいても数時間で乾きます。
カーテンやラグ、ソファカバーなども日差しで早く乾くので、普段はなかなか取りかかれないような大物もスムーズに洗うことができ、直射日光による殺菌効果もあり衛生的です。
大掃除で汚れた洋服もすぐ洗って乾かせるのも魅力的です。
また、夏は長時間窓を開けていられるため、フローリングのワックスがけにももってこいです。
日が長いからじっくりお掃除に集中できる
年末はあっという間に日暮れを迎えてしまい、なかなか大掃除に集中できず何日もかかってしまいがちです。
一方、夏は日照時間が長く夕方でも明るいため、汚れの細部まで見えてお掃除がしやすくなります。
夏の大掃除では汗だくになって掃除をした後も、家族全員でシャワーを浴びてスッキリできるというのも魅力のひとつです。
何かと慌ただしい年末の大掃除が楽になる
「年末には一年の汚れを落としてスッキリした気持ちで新年を迎えたい!」と思う方が多いかもしれません。
しかし、年末は何かと慌ただしいため、ゆっくり大掃除に時間を割くことも難しいのではないでしょうか。
「どうせ今大掃除してもまた汚れる」と思わず、夏に大掃除をしておくことで年末の負担を劇的に減らすことができます。
暑い季節におすすめ!場所別とっておき掃除術
次に、夏の大掃除ならではのおすすめ掃除方法をお伝えします。
・キッチン
油は熱で落ちやすくなるため、気温の高い夏には楽に拭き取ることができます。
専用洗剤やクレンザーで汚れを浮かせてブラシなどでこするのが一般的ですが、出来るだけナチュラルな洗剤を探している自然派の方には「セスキ炭酸ソーダ+重曹」がおすすめです。
セスキ炭酸ソーダを薄めてレンジフードにスプレーし、油でベトベトしたファンには重曹をそのままふりかけて油を吸い取らせ、ヘラや使用済みクレジットカードなどでこそげ落として水ですすぐとスッキリ落ちます。
丸めたラップはコンロまわりの油汚れを落とすのに最適です。
また、床は意外と油で汚れているため、油汚れ用の洗剤で拭き掃除をすると完璧です。
・洗面台
洗面台と蛇口の結合部分の水あか汚れをブラシでこすり落とします。
重曹、セスキ、クエン酸、食器洗い洗剤など水に溶かした洗剤液を吹き付けると効果的です。
また、蛇口が金属の場合は仕上げに乾拭きするとピカピカになります。
・お風呂
クエン酸を水に溶かして浸した雑巾を天井でなぞりながら拭き、水洗いか水拭きします。
四隅にはL字型のブラシを使い、意外と汚れの溜まりやすいシャワーヘッドの隙間にはメラミンスポンジでお掃除すると便利です。
カビにはカビとり用の洗剤を使って落とすか、プロに相談すると安心です。
・窓
サッシの乾いたホコリや汚れはハケなどでかきだし、掃除機で吸い取ります。
窓ガラスは水拭き後にスクイージー(水切りワイパー)を使い、仕上げにマイクロファイバーで四隅を拭きます。
高圧洗浄機がある場合は、洗浄後に乾拭きしましょう。
・ソファ
隙間のホコリや髪の毛をブラシでかき出し、掃除機で吸いとります。
合成皮革は洗剤液に浸したタオルで拭いた後、乾拭きします。
布製はカバーが外れる場合は洗濯機で洗い、一体型の場合は丁寧に掃除機をかけましょう。
夏の大掃除を効率的にするお役立ちポイント
夏の大掃除を無理せず楽に行うために役立つポイントは次の通りです。
夏の大掃除を楽にするためのコツ
なんといっても「汚れをためこまない」ことが一番です。
基本的に「毎日使ったらきれいにする」ことを心がけると大掃除もさほど必要なく、時間をかけずに済みます。
とはいえ、忙しい日々の中で毎日きれいを維持するのはなかなか難しいですよね。
その場合は、「その日に掃除する場所を分ける」と負担を分散させることができます。
また、一年の汚れ落としを一回にやろうとせず「夏の大掃除&冬のプチ大掃除」と二回に分けるのもおすすめです。
掃除をしやすい夏に大半の汚れを落としておけば、年末には4ヶ月分の汚れで済むため大掃除がぐっと楽になります。
「下準備」で大掃除が効率よく時短に
たまった汚れを落とすのはなかなか大変ですが、下準備をしておくことで「時短&楽ちんお掃除」が可能です。
・油汚れ
洗剤で浸したキッチンペーパーをレンジフードに貼り付けて小一時間置き、その後スポンジなどでこすります。
キッチンのタイル部分にも同じ方法で、仕上げに水拭きと乾拭きをするとベタつきが取れます。
レンジフードのフィルターやガスコンロは、重曹と水を混ぜた重曹ペーストを付けて置き、こすりながら流すと時短になります。
・鏡や蛇口
お風呂や洗面所の鏡や蛇口の曇りにはクエン酸が効果的です。
クエン酸を入れたお湯に浸したキッチンペーパーを貼っておき、1〜2時間ほど置いてからスポンジなどでこするときれいになります。
もしキッチンペーパーがはがれそうな場合は、上からラップをすると安定します。
・排水溝
重曹をふりかけ、その上からお酢をかけて1時間ほど置き、シャワーをかけながら軽くこするとヌメりがスッキリ落ちます。
・浴槽
やわらかい重曹ペーストをスポンジにつけ、優しくこすります。
お風呂を利用した後が一番汚れが落ちやすいため、汚れがひどい時には入浴後の浴槽に重曹を入れて一晩置き、翌日洗うときれいになります
きれいを長く維持できる!お掃除がしやすくなるポイントとは
きれいな状態をできるだけ長く保つためには、毎日お掃除しやすいことが重要です。
・キッチン
油汚れを防ぐため、コンロ回りに物を置かないようにするとお掃除が楽です。
・お風呂
できるだけ物を床には置かず、小物などは吊るして乾かすようにしましょう。
せっかくきれいにしても水分が残るとカビや菌が発生しやすくなってしまうため、掃除後にはしっかりと乾かすことが重要です。
お掃除の際には、窓があれば開けるか換気扇を回しましょう。
カビ対策には、天井や壁を掃除用ワイパーにアルコール消毒のハンドジェルをつけたキッチンペーパーで拭くと効果的です。
ほかにも、浴室内で蚊取り線香を30分焚くという裏技もあります。
・窓
サッシのレールにマスキングテープを貼っておくと、剥がすだけで汚れを落とせます。
まとめ
暑さが落ち着いてきた今こそが大掃除に集中できる最適のシーズンです。
また、みんなで協力する大掃除は家族の大事なコミュニケーションにもなります。
この夏は子どもたちにも手伝ってもらい、効率的に家をきれいにしてみてはいかがでしょうか?
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