いよいよ冬到来!北海道でベストな駐車場とは?
家を建てる際には、建物だけでなく車をどこに配置するかも重要です。
特に北海道は冬に雪が積もるため、駐車場をどうするかは悩みどころかもしれません。
そこで今回は、北海道の家づくりには欠かせない「駐車場をつくるコツ」をご紹介します。
目次
北海道で新築住宅の駐車場をつくるコツ
駐車場は言わばマイホームの一部です。
一戸建てを新築する際には、「土地をどう使うか」が最も重要となります。
・建物の配置
・道路付け(敷地に接している道路の方角や幅)
などを考慮し、土地の使い方を総合的に考える必要があります。
例えば、サンオーホームでは土地選びの段階から家族構成や希望の間取りだけでなく、車の所有台数や車種についてもお伺いしています。
「駐車場は玄関から近くする」「土地を有効利用する」などを取り入れながら、その土地に合わせた家づくりのご提案をしています。
駐車場をつくる一番のコツは、「土地の使い方をよく考える」ことです。
北海道の駐車場の種類とは?それぞれのメリットとデメリット
それでは、北海道の住宅の駐車場にはどんな種類があるのでしょうか?
北海道で一般的な駐車場の種類とそれぞれのメリットやデメリットについてご説明します。
青空駐車場
青空駐車場は、屋根のない駐車場です。
<メリット>
・造設費用が安い
・車の買い替えなどでサイズを気にしなくてもOK
<デメリット>
・車が雨や雪で車が濡れたり、埃などで汚れる
・雪かきが大変
カーポート
カーポートとは、屋根と柱だけの簡易的な車庫です。
<メリット>
・雨や雪に濡れにくい
・青空駐車場より埃や汚れから車を守ることが可能
・屋根があるため雪かきが比較的楽
<デメリット>
・青空駐車場より造設費用がかかる
・雨や雪などを完全に防げない
・雪かきや雪下ろしが必要
・建築基準法の制限を受ける
ガレージ(車庫)
ガレージは壁や屋根で囲われた車庫です。
<メリット>
・雨や雪に濡れない
・埃や汚れから車を守ることが可能
・扉やシャッターがあるため防犯性が高い
・収納スペースとしても活用できる
・雪かきが楽
<デメリット>
・カーポートより造設費用がかかる
・スペースが必要
・車のサイズによって大きさが変わる
・雪下ろしが必要
・建築基準法の制限を受ける
インナーガレージ(ビルトインガレージ)
インナーガレージとは、建物内部に作られたガレージです。
<メリット>
・ガレージと同じメリット
・狭小地でもOK
・家と車の導線がスムーズで買い物時などに便利
・車やバイクが好きな人に人気
・雪かきが楽
<デメリット>
・ガレージより造設費用がかかる
・建物の一部であるため間取りとの兼ね合いがある
・排気ガスが気になりやすい
北海道の住宅でベストな駐車場とは?
駐車場は種類によって、メリットやデメリットが大きく異なります。
しかし、自分たちに合った駐車場を選ぶにはどうしたらよいのでしょうか?
ご家族で優先順位をよく考える
どんな駐車場が最適かは、それぞれ家を建てるご家族によって変わります。
家づくりで何より大事なのは、「ご家族でよく話し合うこと」です。
これは土地や建物だけに限らず駐車場についても同じですので、ぜひご家族で優先順位をどうするかを話し合うことをおすすめします。
しかし、いざ優先順位を決めるといっても、具体的に何をどうすればよいのかわからない場合もあるかもしれません。
そんな時には、「必ずやりたいこと」「多少我慢できること」「我慢できること」に分けてご家族で話し合ってみましょう。
例えば、「車が好きだから大事にしたい」や「車には週末しか乗らないから、毎日の雪かきは必要ない」などがあればご家族で共有し、総合的にバランスを考えながら自分たちに合っているスタイルを考えることが近道になります。
サンオーホームが考える北海道の住宅でベストな駐車場
北海道の住宅にベストな駐車場は「インナーガレージ(ビルトインガレージ)」であるとサンオーホームは考えています。
特に北海道の場合は冬に積雪があるため、1階部分を鉄筋コンクリート造にしてガレージをつくり、2階や3階を木造にする混構造が最もおすすめです。
理由については、インナーガレージのメリットの他にも、
・雨や雪などの湿気から建物を守ることができる
・土地を有効活用できる
などがあります。
他の駐車場の種類と比べると費用がかかるため、予算との相談になりますが、例えば将来的に車が増えた場合でも1台はインナガレージに停めて、もう1台は外に停められます。
一番すっきりと土地を活用することができるため、特に北海道ではベストな駐車場だといえます。
北海道で駐車場をつくる上でのアドバイス
さらに、案外知られていない駐車場をつくる上でのアドバイスをいくつかご紹介します。
地面やカーポートなどの強度に注意
青空駐車場だけに限らずカーポートやガレージなどすべての種類にいえることですが、駐車場の地面となる素材を選ぶ際には、その強度にも注意しましょう。
例えば、車を出し入れしているうちに経年変化でだんだんと地面のへこみが目立ってくる場合もあります。
また、それぞれ使用する素材によっても長所や短所があります。
見た目や予算ももちろん重要ですが、せっかくのマイホームですから将来的なメンテナンスも考え、強度についても検討しておくと後々後悔することがありません。
そのほか、意外と見落としがちなのが、カーポートやガレージの積雪対策です。
基本的に雪が積もっている場合には雪下ろしが必要ですが、こちらについても重さに対する強度がどのくらいなのかを事前に確認しておくことをおすすめします。
特にカーポートは、札幌でも1.5mから2mの積雪に対応しているものを選びましょう。
車の停め方やご近所への配慮も忘れずに
駐車場のレイアウトを考える際には、車の停め方も重要になります。
建物に対して直角になるように駐車するか、縦列か並列かなどさまざまなケースがあります。
特に狭小地では、縦列駐車の際に隣の敷地を通らないと駐車できない場合もあるため、注意が必要です。
また、カーポートやガレージでは雨だれや雪が隣の敷地に落ちないよう配慮するとよいでしょう。
建物との距離も重要
例えば、カーポートやガレージが建物にくっつくほど近い場合は要注意です。
建物との距離があまりに近い場合には、将来的に外壁など建物をリフォームする際に作業が困難になることが考えられます。
せめて作業ができるくらい離して配置するようにしましょう。
遠い将来の心配をし過ぎない
「将来的に車が増えるかもしれない」と心配されるご家族もいらっしゃいます。
例えば、数年以内に家族が増えたり、車の所有台数を増やしたりする可能性は十分考えられます。
しかし、「子どもが大きくなって車が3~4台に増えるかもしれない」という心配までは必要ないでしょう。
予算や土地の面積に余裕があれば問題はないかもしれませんが、将来的な可能性を考えるあまり今必要な要素を削るよりは、現在の暮らしに合う駐車スペースを考えることが大事です。
まとめ
家づくりでは、ついつい建物をどうするかに意識が集中しがちになりますが、ぜひ駐車場についてもご家族でよく話し合ってみましょう。
もし何かお困りのことや気になることがあれば、いつでもサンオーホームにご相談ください。
このトピックスを書いた人
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